読書
「ネットフレックス コンテンツ帝国の野望 GAFAを超える最高IT企業 ジーナ・キーフティング 牧野洋 訳」を読みました。
中身は、ネットフレックスの創業から現在までの出来事を物語の形でまとめたものです。
私なりに、創業時のポイントを伝えます。
創業
もともと、ネットフレックスは、インターネットでのDVDレンタルの会社として創業しました。
他社分析と、強みと弱み
当時、DVDは規格も統一されおらず、レンタルビデオ店では取り扱っていませんでした。
DVDのレンタルとしては、品ぞろえで1番をとることは可能でした(強み)。
インターネットでのDVDレンタルは存在しませんでした。レンタルビデオ店も実店舗のお客を減らすことなるので、インターネットへの進出は考えていなかった。
DVDの在庫には限りがあった(弱み)
郵送での配送になるので、注文してから見るまでに待ち時間が発生する(弱み)。
ペインの除去
インターネットでは、店舗への訪問が必要であった。
店舗に訪問しても、見たいビデオを借りれるとは限らなかった。
ゲイン
インターネットでの検索性を上げて、俳優での検索を可能する等の工夫をした(レコメンデーション)作品の解説、作品の評判を充実させ、利用者の嗜好に合わせた「面白い」作品のお勧めをした。
面白い作品を見たい、発見したい、というお客さんのニーズを叶えた。
弱みへの工夫
旧作への誘導や、在庫がない場合にはオススメを表示させない等の工夫で、在庫のコスト削減を行った。
サブスクリプション
ネットフレックスは、顧客は4本まで定額でレンタルでき、返却しないと新しいDVDは借りれないが、定額の料金を支払い続ける限り返却しなくてもよいというサービスを作った。
これは、延滞料や、「返却日までに見ないといけない」という制約を取り払った。
DVDの配送の場合、注文してから届くまでに時間がかかるが、見たいDVDをあらかじめ数本借りることで見たい時に見れるようになった。
既存企業の参入
ネットフレックスの成功を見て、大規模資本を持つ既存企業が参入してきた。
既存企業は、ネットフレックスのサービスやシステムをまねしてきた。
価格競争になったが、ネットフレックスが勝利したのは、簡単にはまねできない(直接目に見えない)レコメンデーションのシステムムや、物流システム、経費削減のノウハウであった。
既存企業の参入は予想すべきであり、簡単にはまねできない強みを持つことが重要であることを示しています。
システムの維持開発の難しさ
ネットフレックスも既存企業も、サービス開発時にシステム障害に見舞われます。
安定的なシステムを構築することは簡単ではない。
むしろシステム障害が発生することを前提としたシステム作りが必要です。